同じ仕事をしていても、イキイキとする人、やさぐれて卑屈になっている人がいます。
両者の違いはどこにあるのでしょうか。
１．ある旅人が、通りがかりにレンガを積んでいる職人に「あなたは何をしているのですか？」と尋ねました。その職人は「見れば分かるだろう、レンガを積んでいるのさ」と答えました。
２．しばらく先に、またレンガを積んでいる職人がいました。「あなたは何をしているのですか？」その職人は「生活のために働いているのさ」と答えました。
３．またしばらく先に、レンガを積んでいる職人がいました。「あなたは何をしているのですか？」その職人は「大聖堂を建てているのさ」と答えました。
今自分が行っている膨大な仕事のうち、何をしているのか、ゴールはどこか、が明確でありかつ夢や目標を持っていると単調な仕事でもやりがいをもって働くことができるという、有名な例です。
１の人は自分の仕事のゴールが見えていない状態です。ただ目の前の事を淡々とこなすだけのつまらない仕事です。２の人はただお金を目的として今の仕事をしている人です。このような人は仕事が苦痛で、やりがいは感じていません。他に待遇の良い職場があればすぐ転職するでしょう。３の人は目標があり、出来上がりを楽しみにしているので、少し辛いことがあっても最後までやりとげるでしょう。どうしたら皆が３のような想いを持ってくれるか、それはひとえにリーダーの力、上に立つ人が夢を語って聞かせ、前向きに働く厳しさと素晴らしさを教えなければなりません。