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セルフ・ビルド・メン

スタッフブログ

私は時間があれば色々な本屋に行って、惹かれた本を買っては読んでいます。
なかなか閃かないとき、踏ん切りがつかないときは
本からよく答えを見つけます。そこでいま直面している問題に憂いながらも
むさぼるように今日も読んでいました。
広告業界の重鎮である著者がナイスミドルだった頃にプログラミング言語
LOGO開発者のシーモア・パパート氏にこう言われたそうです。
(というか凄い人脈すぎて腰が抜けたぜ、ちくしょう。)
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君ね、ITとはインフォメーションテクノロジーだと思っているでしょ、違うよ!
その心はインテリジェンステクノロジーじゃ、つまり生身の人間のための技術なのだよ、と。
著者はそれを受けてこう感じています。
僕達がもっと想像力豊かに妄想夢想できる余裕をもてるために、
人間がやらなくていいものを託す、その為に生まれたもの。
(中略)
デジタルの怖さは、プロセスを吹っ飛ばして結論しか出てこないこと、
そしてやがて本人が結論しか望まなくなってしまうこと。
ぶつかりながら自分自身で考える、そのプロセスこそ己が変化し成長につながる。
苦しみも多いけどそれに代わる喜びは果てしなく大きいのに、もったいない。
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我々はIT業界にいて、このITをコントロールする立場にいるはずが、
このデメリットの影響をもろに受けているのではないか、とはっとさせられます。
セルフ・ビルド・メンという言葉があります。
著者いわく、変化を恐れず、老師(グル・・・不明な単語はググッって下さい。)を
持たず、新しい自分を自作していく。そのプロセスを楽しめる人のことです。
いつも新しい自分に出会うことを楽しみにしている人です。
人とぶつかると、自分が信じた道は間違っていたのだろうかと不安になります。
しかし、こうして本で再確認できるとくよくよしていた時間がもったいないと
速攻エンジンがかかります!
「無垢の力」杉山 恒太郎氏
※世界的広告クリエイター。
 代表作:ピッカピカの一年生、セブンイレブンいい気分 など。